「国際資源戦略」「洋上風力」「海底資源採取技術」を問う。
国際経済・外交に関する調査会

 〜 テーマ:海底資源・海洋再生エネルギーの管理・利活用と今後の展開 〜

2020.2.26

2020年2月26日(水)、国際経済・外交に関する調査会が開催され、「海底資源・海洋再生エネルギーの管理・利活用と今後の展開」をテーマに、白石隆氏(熊本県立大学理事長)、石田茂資氏(佐賀大学海洋エネルギー研究センター教授)、浦部徹郎氏(東京大学名誉教授、国際資源開発研究センター顧問)の3人の参考人が陳述をされました。
※白石参考人は、総合資源エネルギー調査会の資源・燃料分科会座長を務めており、昨年末に「新たな国際資源戦略の策定に向けた提言案」を取りまとめています。

質疑では、「国が平和である根本はエネルギーと水と食料の確保であると思う。エネルギーをどう確保していくのかの視点で質問したい」と述べ、以下のとおり質しました。

【白石参考人】
Q.国際資源戦略のポイントは?
A.我が国の資源輸入は民間企業であるため、JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の役割を拡大する。LNG(液化天然ガス→メタンとエタンを液化したもの)はオーストラリアの協力が大事。

Q.石炭火力の今後の見通しは?
A.先進国では石炭火力は駄目という方向にあるが、ベトナムや南アジアの指導者はそうは考えていない。今の政府のスタンスでいいのではないか。

Q.カーボンリサイクルの国際ルール及び国内における制度的な位置づけは?
A.カーボンリサイクル技術に国が投資し、国の研究機関や大学等と一緒に技術開発をしていく。リサイクルで石炭が有効に利用できるようにしていくことが世界にとっても重要なこと。

Q.参考人は、日本は経済大国の地位を失いつつあると言われているが、参考人が考える日本はどのようなものか?
A.日本語ではなかなか言えないが、「ミドルパワー」が日本の生き方ではないか。
※「ミドルパワー」→ある文献では「国際政治の基本的な秩序を構成する大国ではないが、国際秩序に対して一定の修正を促すことができる程度の力をもつ国家のこと」とある。

【石田参考人】
Q.四方が海の日本は、洋上風力が再エネの主力になるか?
A.ヨーロッパのウインドファームのように百基ぐらいまとめてやると物凄く値段が下がる。そのようになれば、日本の海はかなり風力発電に利用できると思う。

【浦部参考人】
Q.海底資源を取り出す技術開発の現状と課題は?
A.海底資源は陸上に比べ量が少なく、資源を全て海底から賄うことは難しい。JOGMECが採取方法の検討に取り組んでいる。

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