働き方改革質疑。「労働安全衛生規則」「事務所衛生基準規則」の
見直しを求める。大臣答弁「労政審の部会で議論していく」

〜時間外原則45時間/月・年720時間と特例的延長(例外)の要件を確認〜

2018.6.19

  2018年6月19日(火)厚生労働委員会で「働き方改革関連法案審議」が行われ、6/14(木)に引き続き、働き方改革へ寄せられました意見・要望・懸念等を中心に、加藤勝信・厚生労働大臣及び厚労省と質疑を交わしました。

以下質問・答弁内容抜粋

【1.時間外労働】
小 林: 時間外労働の上限規制に関する政府資料は誤解を受ける恐れがあると6/7(木)の委員会で指摘。大臣が「原則45時間/月が法律上12ヶ月全部に掛かっていることが分かる資料にしていく」と答弁されたことを受け、資料が修正されていることを確認
また、時間外労働の特例的延長について、「通常予見することができない、臨時的な労働」とは、具体的にどういう状態を指しているのか。単に「業務の都合上必要なとき」又は「業務上やむを得ないとき」の理由は「例外の条件ではない」ことを質した。
厚労省:「例外の条件ではない」と答弁。
小 林:このことは労使でしっかり確認することができるように、ガイドラインで分かりやすく表示することを求めた。
小 林:直近の時間外労働時間と上限規制による削減見込みは。
厚労省:「定量的に示すことは困難」とし、明確な数字は示されなかった。

【2.職場の労働環境】※下部に詳細の添付あり
小 林:職場の労働環境の改善が必要として、昭和47年(46前)に制定した「労働安全衛生規則」及び「事務所衛生基準規則」について、働く人からの意見・要望を紹介したうえで、今日的視点で見直し検討をすべき
大 臣:「今後、労働政策審議会の安全衛生部会に小林議員からの指摘を紹介し、同部会でしっかり議論させていただく」旨の答弁。
※課題認識と議論する必要性を共有化できました。

【3.働き方改革実行計画で示されている施策】
小 林:パワハラ規制法の創設時期については。
大 臣:「創設の必要性は認識しているが、具体例の収集や分析が必要であり、どのタイミングで答えを出せるか示せる状況にない」旨の答弁。

小 林:兼業、副業により複数企業で働く場合の通勤災害の対応は。
厚労省:「移動先の事業場への通勤と考えられ、移動先の事業場の保険関係として処理する」
小 林:休暇取得について、一日のうちA企業で休暇を取得したが、B企業で出勤を命じられた場合の取り扱いについては。
厚労省:「休日に関しては労働時間のような通算の規定はない。それぞれの企業で休日を与える」
小 林:労基法で決められている有給休暇の原則は1日単位で、原則午前0時から午後12時までの定義と異なる。休暇の定義を見直す必要があるのではないかと提起。

小 林:女性・若者の人材育成など活躍しやすい環境整備で示されている、就職氷河期世代の現状と具体的な支援・環境整備については。
大 臣:「雇用環境の影響で、現在においても不本意ながら安定的な就労に就いている、また、無就業の方々が多い。ハローワーク等において、40歳代前半層の無業の方々に生活面の改善を含めた就職支援メニューの開発に新たに着手した」旨の答弁。
小 林:就職氷河期世代は人生の半ばを迎えている。しっかり支援をして欲しいと強く要望。

小 林: 子育て・介護等と仕事の両立で示されている、男性への子育て・介護の促進策の活用状況等は。
厚労省:「平成29年度施行の改正育児・介護休業法に基づき、育児あるいは介護がしやすい職場環境の改善に取り組んでいく」旨の答弁。
男性の育児休業の取得率は平成29年度5.14%。政府は“20120年までに13%”の方針を決めている。

小 林:外国人材の受け入れで指摘されている「単純労働の受け皿」「労基法違反」「実習生の失踪」等の対策は。
厚労省:「外国人労働者の労働条件の確保がますます重要になっている。労基署による立ち入り検査等の監督指導。技能実習制度が適切に運用されるよう、送り出し国政府によって適切な送り出し機関が認定されるようにしていく。骨太方針では単純労働者の受け入れを目的にしたものではない」旨の答弁。
小 林:6/15閣議決定した外国人の受け入れ拡大については、別途質疑を交わしたい


【4.高度プロフェッショナル制度】
小 林: 高度プロフェッショナル制度について、「働く人の安全・健康を守るのが厚生労働大臣。過労死を誘発する様な高度プロフェッショナル制度は撤回すべき
大 臣:「国際的にも産業構造等が変わってきており、付加価値の高い経済に変えていく必要がある。健康確保措置等を法案に盛り込んでおり、しっかり実行されていけるよう対応していく」旨の答弁。
小 林:どういう場面でも人の命と健康が最優先。高度プロフェッショナル制度は撤回すべきと訴えた。

↓クリック     ※2.職場の労働環境(質問詳細)(下の画像をクリックすると拡大されます)

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