八丈島の内燃(ディーゼル)発電所、地熱発電の現状を視る

〜他と送電線が繋がっていない離島の予備力確保や安定供給の難しさを聴く〜

2017.9.08
 国会開催中は行くことが難しい現場を中心に、電力自由化後の電力供給、再生可能エネルギー発電設備の状況等の視察を行い、電力システム改革や質の高い安定した電力供給維持等の課題を探ります。

 2017年9月8日(金)、若杉高志・東電労組東京地区本部執行委員長に同行をいただき八丈島(東京都・伊豆七島)を訪問。東京電力パワーグリッド(株)八丈島事務所の岡庭章高・所長から事業の概要とコスト削減の取り組み等について説明を受けた後、内燃発電所で鈴木祐一・副所長から現在行われている3号機ディーゼル発電機の取り換え工事及び母線改良工事等の説明をいただきました。

 また直営での補修作業もあり、スパナ等の工具が整理整頓されている現場を見て、先人たちからの技術が継承されている力を感じました。

 担当者を交えた懇談では、他と送電線がつながっていない離島の予備力確保や安定供給の難しさ、海が荒れて工事の大型資材の船便が届かない心配や、燃料のA重油を積んだ船が接岸できないときの対応など、気が休まらない日々を過ごしている実態をお聞きしました。

 地熱発電所では1号機・2000kWが稼働しており、ベース電源として島内の約1/4の電気を供給しています。今野幸男・地熱担務責任者に構内を案内いただきながら、年一回建屋の屋根を取り外して行われるタービンのメンテナンス等、機能維持の難しさをお聞きしました。

 保守の皆さんとの意見交換では、地熱発電の建設について「温泉地域での開発が多く関係者の理解を得る必要がある」「地域ごとに条例が異なり、地域に合わせた設備形成が必要」等、経験から得た貴重な話を聞かせていただきました。

 なお、八丈島では近い将来、別会社が地熱発電所を建設・運転する計画と東電が地熱発電から撤退するとの話があり、内燃発電への影響と安定供給維持の検討が必要になっています。

視察後に山下奉也・八丈島町長を表敬訪問。電力供給に対するご意見や国への要望等についてお話をいただきました。
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