隠岐の島。日本初!「ハイブリッド蓄電池」再エネ導入拡大に向けた
リチウムイオン電池+NAS電池の実証事業を視る

〜隠岐の島では発電から料金まで全て対応。電力マンの強い使命感を感じる〜

2017.7.24
 国会開催中は行くことが難しい現場を中心に、電力自由化後の電力供給、再生可能エネルギー発電設備の状況等の視察を行い、電力のシステム改革や質の高い安定した電力供給維持等の課題を探ります。

 2017年7月24日(月)〜25日(火)、白築透・中国電力労働組合執行委員長、門脇直人・山陰統括本部副本部長、仲田敏幸・連合島根会長に同行をいただき、島根県・隠岐の島のリチウムイオン電池とNAS電池を組み合わせたハイブリッド蓄電池システムによる「隠岐ハイブリッドプロジェクト」と、島後、島前の島全体の電力設備を視察しました。
 隠岐の島は本土と電線がつながっていないことから、発電から送電、配電、予備力確保、料金まですべて対応しなければならず、電力マンの強い使命感と意気込みを感じました。

【ハイブリッド蓄電池システム】
特性の異なる2種類の蓄電池を組み合わせることで、必要に応じて電気を貯め、放電するシステムを構築。隠岐諸島の年間最小需要約10,000kWを上回る合計11,000kWの再エネの受け入れを目指し、環境省採択の実証事業として、西ノ宮変電所で一昨年の9月から3年間かけて蓄電池の効率的な充電・放電を管理・制御する技術の実証事業が進められています。
 現地で安井弘之・中国電力出雲電力所副所長、吉田浩一・副長から
「隠岐諸島のように本土と送電線がつながっていない離島では、電気の使用規模が小さいため、太陽光等の再エネの発電量変動分を調整して使用量と発電量を常に一致させバランスを保つことが必要になる。そのため離島で再エネの導入を拡大するには、再エネ発電量の変動を調整するための蓄電池の設置などの対策が必要になる」
と、ハイブリッド蓄電池の必要性について説明がありました。
 また、離島に適した太陽光パネルの開発、離島での発電所建設時の緑地面積比等について課題提起がありました。

【隠岐の島全体の電力設備】
島前では黒木発電所に向かう海底ケーブル立上げ設備と、海底からの引き込み口を示す標識や鉄塔を視ました。島後では22kV特別高圧と6kV高圧電線が上下に併設されている電柱があり、
「工事の際は両方の停止が必要。停止調整が生じる」
と話を聞きました。

西郷発電所では、ディーゼル発電設備のメンテナンスを担っている中電プラントの平井晃・隠岐事業所長から説明をいただき、
「島のメインの発電所でありトラブルが起きないよう日々きめ細かな作業の連続である」
と緊張感を感じる話がありました。

 中国電力隠岐営業所では、日ごろの電力供給に感謝を申し上げ、「電気事業法が大きく変わったが、安全作業と安定供給の維持を第一に国政に取り組んでいく」と訴え、「労働災害防止!力を合わせ頑張ろう」と拳を上げました。
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