北陸電力・水力発電比率26%全国トップ!の現場を視る

歴史あるダム・発電所を守り運転を続ける電力マンに敬意

2017.8.24
 国会開催中は行くことが難しい現場を中心に、電力自由化後の電力供給、再生可能エネルギー発電設備の状況等の視察を行い、電力のシステム改革や質の高い安定した電力供給維持等の課題を探ります。

 2017年8月24日(木)、大西吉史・北陸労組富山県支部委員長及び貫場宏治・北陸電労本部組織局次長に同行をいただき、北陸電力(株)神通電力部を訪問。
 松原信一・工務課長はじめ担当の皆さんから発電効率の改善やダムに溜まる流木等の処理について聞きました。水力発電所の建設については、所有者が不明な土地が発見され、計画を断念せざるを得なくなることが懸念される。公共の利益になる開発行為が進められるようにする必要があると課題提起がありました。また、自社ダムの河川維持放流水を活用した小水力発電所は新猪谷ダム発電所(500kW)他3か所あり、多くはサイホン式で水を流す方式。但し、小水力発電所設置可能なダムがあっても、出力と費用を考えて判断する必要があるとの話がありました。
 労災防止を訴えた後、神通川第三ダム、神通川第二発電所、大久保発電所を視察。

【神通川第三ダム】
昭和29年(1954年)に竣工した神通川にある北陸電力の発電用ダムで、神通川第三発電所及び第三左岸発電所に送水し、合計最大1万6,500kWの電力を発生しています。ダム管理所は宿直体制で24時間人が配置されています。監視用テレビ画面には腰まで入りながら釣りをする人が映し出されており、放水時の決め事を聞きました。

【神通川第二発電所】
昭和29年(1954年)2月に1号機、3月に2号機が運転を開始した神通川第二ダム直下右岸にある発電所。カプラン水車を採用する2台の水車発電機が設置され、合計最大4万4千kWの電力を発電できます。五感を研ぎ澄ませ、音や匂い等を探りながら点検・作業をする電力マンを見ました。

【大久保発電所】
明治32年(1898年)に完成。日本で3番目となった水車発電機(出力120kW)を運転し、富山市に初めて電気の供給を開始した歴史ある発電所で、ランプの暮らしに慣れた人々には衝撃的な輝きであったと言われています。初代の水車発電機は神通電力所構内に展示されていました。現在は平成11年(1999年)に設置した水車発電機で出力500kWになっています。

視察後、吉田昌樹・北陸電労本部執行委員長、宮本篤・同副委員長、大西吉史・富山県支部委員長、尾上一彦・富山市議会議員と意見交換。北陸電力は北陸地域の豊かな水資源を活かし、水力発電の比率が2015年度26%で全国トップ(他電力10社平均比率は10%)。水力発電は純国産エネルギーであり再生可能エネルギーの最たるもの。歴史あるダムや発電所を守り、運転を続ける電力マンに敬意を表しました。
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